八月のかりゆし

2003年/日本/87分
ジャンル:ドラマ
監督:高橋巌脚本:高木弓芽音楽:斉藤和義配給:ギャガ・コミュニケーションズ
出演:松田龍平/末永遥/Tama(Hysteric Blue)/きゃんひとみ/兼城道子 /北川えり/斉藤和義/
         嶋田久作/匠ひびき/村山富市
ストーリー
17歳のテル(松田龍平)は、どこにでもいるフツーの高校生。ただ一つ 違うのは、ユタ(霊能師)を母親に
持ち、民俗学者で遊び人の父親が幼い頃に行方不明になったこと。そんなある日、母が他界した。親戚
の謝花家を頼って足を踏み入れた沖縄で、従姉妹のマレニ(末永遥) に出会う。マレニは不思議な
雰囲気を持った14歳の女の子。チルおばあの指導のもと、ユタになるために修行中だが、この世のもの
でないものが 見えてしまうため、本当はなりたくない。家の側にはガジュマルの樹があって、そこに
キジムナー(ガジュマルの樹に住む精霊・斉藤和義)がいるという。テルは心霊現象をまるで信じて
いないが、何故かふたりはすぐに仲良しになる。テルにカンカラ三線をプレゼントするマレニ。そんなある日、
ひょんなことからテルと一緒に訪れた御獄(うたき・沖縄の神社)で、マレニはひどく悲しそうな少女の霊と
遭遇する。マレニにとって 見たくないものを見ることは日常茶飯事の事だが、何故かその少女のことが
頭を離れない。少女はマレビトに違いない…。そう思い始めた矢先、カンカラ三線で奏で不思議な曲を
弾き始めるテル。「それって、“マレビト(他界からの来訪神・北川えり)の唄”…!?」。そう問いかける
マレニに、「子供の頃に聞いたことがあるんだ」と答えるテル。東京から来たばかりのテルが知っている
はずの ない曲…。次の瞬間、どこからともなくキジムナーが現れ、マレニに向かって手招きをする…。