フローレス

FLAWLESS/1999年/アメリカ/1時間51分
ジャンル:コメディ
監督:ジョエル・シューマカー
出演:ロバート・デ・ニーロ/フィリップ・シーモア・ホフマン/ワンダ・デ・ジーザス/ダフニ・ルービン・ヴェガ/
         バリー・ミラー /スキップ・サダス
ストーリー
ニューヨークのロワーイーストサイド。ビルに囲まれた狭い公園で壁を利用したハンド テニスに興じる中年男
ウォルト(ロバート・デ・ニーロ)。その後方で、マフィア、ミスターZ一味のヤバい金を一瞬の隙を衝いて奪った
男が追っ手に追われて屋根伝いに逃げてゆく。それは一見ウォルトには直接関係のない出来事に映った。
アパートに戻ったウォルトは斜め上に住むドラッグクイーンのラスティ(フィリップ・シーモア・ホフマン) といつも
のように口げんか。ウォルトは共和党びいきで保守的な男の例に漏れずオカマ嫌いだ。彼の誇りは、かつて
警官だった時に強盗事件で手柄を立て、それが仲間内で語り継がれている“街のヒーロー”であることだ。
行きつけのダンス・クラブではなじみのダンサー、カレン(ワンダ・デ・ジーザス)とひと踊りしてベッドを共に
する。ウォルトを慕う娼婦のティア(ダフニ・ルービン・ヴェガ)がアプローチしても、『俺は娼婦 とは遊ばない
主義だ』と冷たくあしらう。“金で女を買わない”こだわりもウォルトのプライドのひとつだった。プロの歌手、
芸人でもあるラスティはゲイ・クラブで軽妙な司会を拍手喝采でこなしていた。ある日、ラスティの部屋で
マフィアがらみのトラブルが発生した。マフィアのボス、ミスターZの金を奪った男アンバーを友人として
かくまっていたのをフロント係のレオナード(バリー・ミラー)が密告し、マフィアに押し入られたのだ。
銃撃音が聞こえ、元警官の血が騒いだウォルトは、おっとり刀でかけつけるが、階段で 突然発作に襲われ、
昏倒した彼は病院へ運ばれる。意識は回復したものの、脳卒中で右半身が麻痺したままだった…。
 

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