玩具修理者

2002年/日本/47分
ジャンル:ドラマ
監督:はくぶん製作総指揮:奥山和由原作者:小林泰三(「玩具修理者」角川ホラー文庫)
撮影:福本淳美術:佐々木尚衣装デザイン:スズキタカユキ配給:キュームービー
出演:田中麗奈/忍成修吾/麿赤兒/姿月あさと/美輪明宏
ストーリー
アンティック・トイが並ぶおもちゃ屋で働く少年は、その中でも、古いブリキのおもちゃに 強い愛着を持って
いた。その店にサングラスをかけた若い女性が現れる。少年はいつものように、大好きなブリキのおもちゃの
説明を彼女に始めた。「このスモーキング・ロボットには特に愛着があるんです。」彼女はそれを聞いた後、
おもちゃにまつわる自分の不思議な思い出を静かに語り始めた。小さな時に、子供たちだけが知っていた、
何でも直してくれる玩具修理者の話。森の奥にいたその人を、子供達は「ようぐそうと ほうとふ」と呼んで
いた。男なのか女なのか、日本人なのかそうでないのか、姿を見た者は誰もいない。一つだけ確かなのは、
「ようぐそうとほうとふ」のところに壊れたものを持っていくと、必ず何でもなおしてくれるということ。ブリキの
おもちゃ、テレビゲーム、ぬいぐるみ、飼っていた猫さえも…子供達はみんな「ようぐそうとほうとふ」の所へ
行った。自分の大切なモノをなおしてもらうために。自分の大切なものを、より大事にするために。 夢とも
現実ともつかないその話は幻想にすぎないのだろうか。機械なら直せても、生き物はなおせない?機械と
生き物の境界はナニ?少年に問いかける女性。少年は人間には「ココロ」がある、と答えた。女性はさらに
話を続けた。それは少年にとって意外な展開をみせていくのであった…
 

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