群青の夜の羽毛布

2001年/日本/1時間51分
ジャンル:ドラマ
監督:磯村一路原作:山本文緒メインテーマ:鬼束ちひろ(アルバム「This Armor」より“'茨の海”)
配給:ギャガ・コミュニケーションズ Kシネマグループ
出演:本上まなみ/玉木宏/野波麻帆/小日向文世/藤真利子
ストーリー
大学生の鉄男(玉木宏)には憧れている女性がいた。バイト先のスーパーによくやってくる美しい年上の
女性さとる(本上まなみ)。ある日鉄男の目の前で貧血で倒れたさとるを助けたことから、鉄男はさとると
付き合うようになる。聡明でもの静か、時に病的なほど繊細で人前に出ることに恐れるさとるは、反面、
ホテルへ積極的に自分から誘うなど、大胆なところがある。それでも鉄男はそんなミステリアスなところを
含め彼女を愛するようになる。さとるは家事手伝いをして郊外の丘の上の自宅で美貌の厳格な母(藤
真理子)と明るい性格の妹(野波麻帆)と3人で住んでいる。母は教師で、20才を過ぎた娘たちに対しても、
品行方正にと、門限さえある生活を強いている。さとるはそんな生活の中、人前にも出れず、社会的にも
取り残された想いの中で、鉄男の純粋で明るい性格に救いを見出していた。病的な内気さも鉄男さえ
いれば、克服できそうな気がするのだ。一方鉄男はある日デートの帰りに事故に遭い、門限を破った時の
厳しい折濫を見て、さとるの不安の原因が彼女の家庭にあると気づく。鉄男はさとるを陰気な家から連れ
出そうとするが、さとるは家から出ることができない。母の庇護の元から離れることなど、とてもできそうに
ないのだ。そして他にも理由が…。
 

こんな映画