不思議惑星キン・ザ・ザ

KIN-DZA-DZA 1986年/ソ連(グルジア)/135分
ジャンル:SFコメディ
監督:ゲオルギー・ダネリヤ脚本:レヴァス・ガブリアゼ/ゲオルギー・ダネリヤ撮影:パーヴェル・レベシェフ
美術:アレクサンドル・サムレキン/テオドル・テジク音楽:ギア・カンチェリ配給:パンドラ
出演:スタニスラフ・リュブシン/エヴゲーニー・レオノフ/ユーリー・ヤコヴレフ/レヴァン・ガブリアゼ
ストーリー
モスクワ、冬。技師マシコフは帰宅するなり妻に買い物を頼まれ外出する。街頭で地方出らしいバイオリン
を抱えた青年に「あそこに自分のことを異星人だという男がいる」と声をかけられて、関わるのは面倒
だから警察に、と提案するが「裸足で寒そうだから」という青年に付き合って、その怪しい男と言葉を交わす。
自称異星人はこの星のクロスナンバーか座標を尋ねるが、まっとうなソ連市民であるマシコフはそんな
戯言を信じないで、男の手の中にあった「空間移動装置」を押してしまう。瞬間、マシコフと青年は砂漠の
ど真ん中にワープする。「もしかして、あの男の星に来てしまったんじゃ…」と不安がるゲデバン青年に
対して「ここはカラクルムだ。ソ連国内の砂漠だ」と言い張るマシコフ技師は、年長者の威厳を失わないよう
青年を促し、街をめざして歩き始める。灼熱の太陽が二人を襲う。酢はあるが、水はない。靴を履き替え
たり、折り紙の要領で日除け帽を作ったり、できる限りのことはして、疲れ果てるまで歩いても人家に
たどり着けず、砂の中に座り込む二人。時計はモスクワ時間の朝4時を指している。そんな時、奇妙な音を
立てて釣鐘型の宇宙船がやって来る。着陸した飛行物体から出てきたのはこぎたない男二人。檻を出して
ミョーな音をつけながら踊り始める。どうやら「クー」と言っているらしい。
 
 

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