さくや 妖怪伝

2000年/日本
ジャンル:妖怪時代劇
監督:原口智生  製作:桜井勉  脚本:光益公映  音楽:川井憲次
出演:安藤希/嶋田久作/逆木圭一郎/黒田勇樹/絵沢萌子 /塚本晋也/石倉英彦/吉田桂子/山内秀一/
    竹中直人/丹波哲郎/藤岡弘/松坂慶子
ストーリー
徳川幕府が日本を統治していた江戸時代。将軍家直轄の機密役職が在った。その名 も"公儀妖怪討伐士"
この世に災いを成す、魑魅魍魎を退治するため、直参旗本の待遇を受けている武家である。当主は、
この世で唯一、妖怪を切ることが出来る妖刀"村正"を代々受け継ぎ、世の平安の為に闘い続けることを
宿命付けられていた。もっとも、人に仇なす妖怪は希の存在であり、そうした悪しき妖怪達は霊峰・富士の
霊力によって封じ込められており、世の平穏は保たれていた。しかし、政道の乱れ、 人心の荒廃が封印の
力を弱め、宝永四年 (一七〇七年)、 富士は噴火を始めてしまう。
結界は破られ、黄泉の国より地上に、悪しき妖怪達が溢れ出してきた。幕府は直ちに 公儀妖怪討伐士・
榊備前守芳明 (藤岡弘) に、妖怪の討伐行を命じる。その芳明の持つ妖刀・村正には重大な秘密が
あった。それは、村正を妖怪退治に使用する度に、持ち主の魂 (命) を消費するという欠点である。この為、
利根川で河童の大群に遭遇した芳明の魂は、瞬く間に消費され、力尽きてしまった。その彼の意志と
村正を継ぐ、正統な後継者がいた。榊咲夜 (安藤希) 、芳明の一人娘である。彼女は幼い時から、この
業を継ぐために、育てられてきた。咲夜にとって性別は関係ない。大事なのは妖怪を退治する 技と力、
そして意志であった。村正を引き継いだ咲夜は、父の仇である大河童を見事討ち取る。その時、芦原に
赤子の泣き声を聞く咲夜。その声の主は大河童の忘れ形見である河童の赤ん坊であった。討ちとろうと
する幕府の役人を制した彼女は、その赤ん坊を自分の弟として育てる決心をする。河童の赤ん坊は、
数ヶ月で人間の十歳位にまで成長していった…。
 

こんな映画