笑う蛙

2002年/日本/96分/カラー
ジャンル:ドラマ
■第26回湯布院映画祭特別試写作品
監督:平山秀幸製作:岡本東郎/石川富康/升水惟雄/飯田隆/鎌谷照夫/多井久晃脚本:成島出
撮影:柴崎幸三照明:上田なりゆき美術:中澤克巳原作:藤田宜永『虜』(新潮文庫刊)
エンディングテーマ:『春夏秋冬』(作詞・作曲・唄 泉谷しデる/フォーライフレコード)
挿入曲:『津軽じょんから節掛け合い弾き』(演奏 吉田兄弟/ビクターエンタテインメント)
配給:オフィス・シロウズ/メディアボックス
出演:長塚京三/大塚寧々/ミッキー・カーチス/國村隼/きたろう /三田村周三/金久美子/
    南果歩/雪村いづみ
ストーリー
倉沢逸平は、かつてエリート銀行員だった。しかし、郊外の支店の支店長と なったころから人生のレールが
狂いはじめる。行きつけのバーのママに入れあげたのが躓きのはじまり、後ろ暗い融資の穴を埋めようと
した先物取引で傷を広げ、ついにはマチ金に手を出し抱えた負債は8500万円。そして、顧客の預金を横領
した逸平は立派な犯罪者となり、失踪。あとに残されたのは妻の涼子。両家の 子女で逸平とは見合い
結婚。夫婦仲が上手くいってなかったわけではないのだがさりとて良好ともいえない。夫の不祥事もどこか
他人事の彼女にとって大事なのはもっぱら世間体。逸平の失腺の後は、家を処分し、実家の別荘に移り
住む。さて、50歳を目前にし、逃亡に疲れた逸平、隠れ家にと思い出したのがほとんど 使ってなかった
この別荘。そして、夫婦のハチあわせ。自首を勧める涼子と、逃亡を続けたい逸平の話は平行線かとおも
われたが、ここで涼子から意外な提案。一週間匿うので、出てゆくときに離婚届けの判を押せという。
涼子には現在吉住という恋人がいて、再婚を望まれているのだ。選択の余地のない逸平は、かくして
この別荘の納戸の住人となる。
 
 

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