雨の勢いが激しく建物内の踊り場までびっしょり

日本列島は１４日、前線の影響で北から冷たい空気が流れ込み、東京の最高気温が平年より８．２度低い２２．８度にとどまるなど、ほぼ全国的に１０月上旬並みの肌寒い一日となった。気象庁によると、この日の主な都市の最高気温は仙台２１．１度▽名古屋２４．３度▽広島２３．６度▽福岡２２．７度――などで、２５度以上の「夏日」を記録したのは、札幌と大阪（ともに２５．２度） 。沖縄など南西諸島は平年並みで、那覇は最高気温３１．９度を記録した。

（毎日新聞）[8月15日3時26分更新]

関東・東海で大雨、神奈川でがけ崩れ７０人避難
大雨の影響で一部が崩れた静岡県下田市の国道１３５号
記録的な低温傾向が続いている東日本では１５日も北から冷たい空気が入って肌寒い天気が続き、東京・大手町で午前４時ごろ１８・４度、仙台市でも同６時４０分ごろ、１７・３度の最低気温を記録するなど、９月中旬から下旬並みの低温となった。関東沿岸から九州南海上に前線が延び、関東から東海地方にかけて大雨洪水警報が発令された。

気象庁によると、同日正午までの２４時間雨量は、静岡県天城湯ヶ島町で３６９ミリを観測したほか、神奈川県箱根町で２５０ミリ、横浜市でも１９８ミリを記録した。

関東、近畿地方でも各地で１５０―１００ミリの雨量を観測。ＪＲ東海道新幹線では神奈川、静岡県内で時速７０キロの徐行運転が行われるなどダイヤも乱れ、Ｕターン客に影響が出ている。


神奈川県内では、１５日午前１０時現在、横浜市や川崎市など計５か所でがけ崩れがあり、うち川崎市と横須賀市の２４世帯約７０人が自主避難した。
川崎市高津区蟹ヶ谷では、民家裏の斜面が高さ約１０メートル、幅約５メートルにわたって崩れ、土砂が住宅近くまで迫ったため、周辺の２１世帯約６０人が近くの市営住宅集会所に避難した。

寒川町などで民家２棟が床下浸水し、道路への落石や冠水も相次いでいる。静岡県内でも大雨で地盤が緩んだ影響で道路の崩落や土砂崩れが起きた。
下田市白浜の国道１３５号線の海に面する部分が長さ約３５メートル、幅約４メートル、深さ約５メートルにわたって崩落したため、現場付近が同６時１０分から通行止めとなった。（読売新聞）

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