3/20    
     

 
 発達した低気圧の影響で19日、関東から東北にかけた各地で、25メートルをこえる強風が吹き、電車の運転中止などが相次いだ。低気圧はさらに発達しながら北上しており、20日にかけて、北海道を中心に北日本では風雪が強まり、大荒れの天気が予想される。
 気象庁によると、東京・大手町で午後5時50分ごろ、3月としては過去最高の最大瞬間風速33.4メートルを記録した。また、ちりや砂が地面から吹き上げられる「風じん」も、94年以来12年ぶりに東京で観測した。
 JR東日本各支社によると、京葉線は上下線計68本が運休するなど約5万5000人に影響が出た。武蔵野線は全線で午後3時20分から約3時間40分運転を見合わせるなど、約5万人に影響が出た。宇都宮線も上下線11本、常磐線は同8本、東北線は同27本が運休した。
 東京メトロ東西線も地上部分で強風の影響を受け、午後3時20分ごろから約10分、全線で運転を見合わせた。【武本光政】
 ◇外壁落下や看板にひび
 強風の影響で、19日午後、東京都品川区西五反田で、2階建て空き家のモルタル製外壁の一部がはがれ、都道に落下した。けが人などはなかった。警視庁大崎署によると、はがれたのは高さ約10メートル、幅約15メートル。
 また、武蔵野市吉祥寺本町の「河合塾吉祥寺現役館」(6階建て)の4、5階部分の外壁に横付けされている看板(高さ約10メートル、横約1.5メートル)の表面のプラスチックにひびが入った。東京消防庁は看板をロープで巻くなど応急措置をした。
 同日夕には、世田谷区でジョギングしていた男性(34)の額に風で飛んできたトタン(縦約30センチ、横約180センチ)が当たり、軽傷を負った。【川上晃弘】
(毎日新聞) - 3月20日10時16分更新
 

Yahoo!ニュース

こちらから引用させていただいています