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先制ゴールを決めて喜ぶ玉田を祝福する三都主、駆け寄る小笠原=吉岡毅撮影

日本、決勝Tならず…ブラジルに完敗
 ブラジル4─1日本──サッカーのワールドカップ(W杯)ドイツ大会は22日、ドルトムントでグループリーグF組最終戦、日本―ブラジル戦が行われ、ブラジルが4―1で勝った。

 ブラジルは3戦全勝で勝ち点9とし、F組1位となった。

 日本は1分け2敗の勝ち点1に終わり最下位。日韓大会に続く2大会連続の決勝トーナメント進出はならなかった。

 日本は34分、三都主のパスを玉田がけり込み先制した。

 ブラジルは前半ロスタイム、ロナウドがゴール前でヘディングシュートを決めて同点。53分にはジュニーニョペルナンブカノのミドルシュートで逆転した。

 さらに59分、ジウベルトのシュートで追加点。81分にはロナウドが2得点目となるシュートを決め4点目を挙げた。
(読売新聞) - 6月23日6時41分更新6:56 2006/06/23

 

【6月22日・日本対ブラジル】実力の差を見せ付けられる屈辱の敗戦。試合終了後、中田英はしばらくグラウンドから起き上がることができなかった。(写真提供:Getty Images/AFLO

【6月22日・日本対ブラジル】試合序盤、マイアミの奇跡を思い起こさせるような好セーブを連発した日本の守護神・川口。(写真提供:Getty Images/AFLO
相手GK代わるとは…川口屈辱の涙

 【日本1―4ブラジル】 ピッチに座り込んだ川口の目から、涙がこぼれ落ちた。目を疑ったシーンは後半37分だった。4点目を献上後、96年アトランタ五輪でも戦ったGKジダがピッチを去り、控えGKのロジェリオ・セニと交代した。

 「親善試合ならまだしも、W杯でGKが代わるとは」。屈辱的な選手交代で、川口の闘志は完全に打ちのめされた。

 三浦知(横浜FC)を抜き、国際Aマッチ通算出場単独2位となる92試合目となったブラジル戦は、自己ワーストタイの4失点を喫した。「試合に勝てないのは精神的な問題。取られたら取り返し、1点奪ったら畳み掛ける。試合である以上、最後まであきらめてはいけない」。激しい声でチームメートを鼓舞し、ブラジルを破ったアトランタ五輪の“マイアミの奇跡”の再現を狙ったが、結果は惨敗に終わった。

 ただ、前半ロスタイムに同点にされるまでは好セーブを連発したのは確か。試合後のロナウドも「GKが非常によく守っていた」と感想を漏らした。また、イングランド・プレミアリーグでの評価は高く、BBCの解説を務めたマンチェスターCのピアース監督は「前半の3本のスーパーセーブは世界レベル」。ITVではチャールトンのダウィー監督が「結果は4失点だが、彼は日本のチームで一番輝いていた」と称賛した。

 4年後は34歳の大ベテランとなるが、南アフリカで4度目のW杯に挑む気持ちは強い。日本の守護神は、このままでは終われない。
(スポーツニッポン) - 6月24日6時6分更新

Yahoo!ニュース

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