<梅雨明け>中国から関東甲信にかけ ようやく夏本番
(毎日新聞 - 07月30日 20:21)
気象庁は30日、関東甲信地方から中国地方にかけて一斉に梅雨明けしたとみられると発表した。平年より8〜11日遅く、いずれも昨年より12日遅い。これで東北地方と梅雨のない北海道を除き、全国で梅雨明けした。神奈川県藤沢市の片瀬西浜海岸には、2万人以上が繰り出した。
同庁によると、梅雨前線は関東地方の南海上に南下して活動を弱めている。この日は、岡山市34.5度、甲府市34.3度、津市34.1度など猛暑となったが、太平洋高気圧の勢力は十分に発達していないため、向こう1週間は各地で曇りの日も多いという。本格的な夏空が見られるのは、その後になりそうだ。
今年は、九州や長野、北陸地方などで記録的な豪雨に見舞われた。15日〜24日は▽鳥取県境港市587ミリ▽兵庫県香美町500ミリ▽長野県伊那市493ミリ−−など、この間の総雨量だけで平年の7月雨量の3倍近くに達する所もあった。
梅雨入り後の主な各地の雨量は▽東京・大手町301ミリ(平年値295ミリ)▽名古屋市496ミリ(同376.8ミリ)▽大阪市474・5ミリ(同325.1ミリ)だった。【五味香織】
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