上空に寒気、列島大荒れ 落雷で３８万戸停電 (共同通信)
　日本列島は１２日、本州上空に流れ込んだ寒気の影響で大気の状態が不安定になり、雷を伴った激しい雨が降った。落雷で近畿、中国、関東地方などの少なくとも延べ約３８万３０００戸が一時停電。東京のＪＲ山手線が３時間余りにわたって不通になるなど交通網が乱れたほか、火災も相次いだ。
　各地の電力会社によると、停電したのは京都府と奈良県で計２９万６０００戸、千葉県２万３０００戸、広島県１万２０００戸、東京都１万１０００戸、神奈川県９５００戸、愛知県７５００戸、富山県４０００戸、岐阜県３３００戸、静岡県２５００戸、石川県２４００戸、鳥取県２２００戸−など。
　東京のＪＲ秋葉原駅付近では午後２時半ごろ落雷があり、山手線の内・外回りが約３時間２０分、運転を見合わせた。ＪＲ中央線は大雨の影響で１２本が運休。愛知県豊田市の東名高速道路上郷サービスエリア付近では、午前６時ごろ落雷があり停電。レストランが休業し、ガソリンスタンドの給油は手動となった。

荒天　雷・雨で交通機関乱れ停電相次ぐ
激しい雨とともに走った稲妻＝東京都千代田区一ツ橋で１２日午後２時５１分、川田雅浩写す（毎日新聞）09時56分更新

激しい雨とともに走った稲妻＝東京都千代田区一ツ橋で１２日午後２時５１分、川田雅浩写す

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