<春一番>関東・北陸から九州地方で 各地で暴風 (毎日新聞)


 日本海中部で低気圧が急速に発達した影響で、14日朝から各地で暴風や大雨となった。同日夜までに関東・北陸から九州地方にかけて「春一番」が吹き、高知県宿毛市で2月としては観測史上1位となる瞬間最大風速35メートルを記録した。

 関東地方では、昨年より20日早い春一番となった。14日夕方から風が強まり、午後6時半までの最大瞬間風速は千葉市30.2メートル、横浜市27.3メートル、東京都心18.2メートルだった。

 気象庁によると、低気圧は15日朝までに北海道の西海上へ達し、夜にかけて南東海上へ進む見通し。同日までの予想最大風速は海上20〜28メートル、陸上15〜22メートルで、突風を伴う。海上は大しけとなりそう。

 また、北海道では太平洋側を中心に大雪が予想される。本州は北日本を中心に雨となり、積雪地帯では雪解けが進むため、同庁は雪崩や土砂災害に注意を呼びかけている。【五味香織】

 ◇鉄道の運休相次ぐ

 強風で、首都圏の鉄道にも運休などの影響が出た。JR京葉線は14日午後3時20分ごろから東京−蘇我間で上下線とも運転を見合わせ、いったん再開したが再び運休、同7時過ぎに再開した。JR内房線も上総湊−浜金谷間で午後3時過ぎから約5時間半にわたり断続的に運休。両線で約7万6000人に影響が出た。神奈川県では午後5時過ぎ、海老名市柏ケ谷の相模鉄道本線かしわ台−海老名間で電線にひも状のビニールがひっかかり、全線で約50分間運転を見合わせた。上り21本、下り21本が遅れ、2万4000人に影響した。
 

Yahoo!ニュース

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