<全日バドミントン>オグシオが大会5連覇…有終の美飾る 11月16日21時8分配信 毎日新聞 バドミントン全日本総合選手権【女子ダブルス決勝】ペアとして出場する最後の大会で優勝を決め、ガッツポーズで喜ぶ小椋(手前)、潮田組。奥は前田=代々木第2体育館で2008年11月16日、山本晋撮影 ![]() 国立代々木競技場第2体育館(東京都渋谷区)で16日にあったバドミントンの全日本総合選手権女子ダブルス決勝で、今大会限りでのコンビ解消を表明していた北京五輪代表の小椋久美子、潮田玲子組(ともに25歳)=三洋電機=が、大会5連覇を達成。高校1年時のジュニア全日本合宿からペアを組んだ「オグシオ」が、有終の美を飾った。 決勝の相手は北京五輪4位の末綱聡子、前田美順組(NEC・SKY)。観客席は昨年の大会最終日を800人も上回る2800人(主催者発表)で埋まり、「オグシオ−スエマエ」対決を見守った。 小椋、潮田両選手は個人戦でのペアを解消するが、競技はそれぞれ今後も続ける方針。【熊田明裕】 |
<バドミントン>「強いままで終わりたかった」…オグシオ、達成感に涙 でもペア解消「後悔はない」 11月16日21時15分配信 毎日新聞 試合後、会見する小椋選手(左)と潮田選手。潮田選手は目頭を押さえて涙をこらえる=2008年11月16日、明田和也撮影 ◇「強いままで終わりたかった」…オグシオ、達成感に涙 ![]() 【「オグシオ」最後の大会を写真で見る 号泣して抱き合う姿、“最後”のメダルも 】 潮田のショットが相手コート前方に落ちた瞬間、小椋・潮田組の大会5連覇が決まった。その場にしゃがみこみ、やがて抱き合った2人。「強い私たちのままで終わりたかった」という共通の思いを実現した達成感が、コート上の2人の表情を涙でゆがめた。 第2ゲーム終盤になって15−19でリードを許した。序盤に攻めて握った試合の主導権も、前田・末綱組の揺さぶりで怪しくなっていた。そんな場面に「不思議と冷静になれた。相手の動きが急によく見えるようになった」と潮田。ラリーの応酬から、その潮田が6連続得点で勝負を決めた。相手の末綱は「決勝での3年連続の対戦で、勝ちたいという気持ちが強すぎたのかも。自分たちのプレーができなかった」と振り返った。 小椋のけがなどでコンビネーション不足のまま臨んだ今大会。潮田は「(ペアを)組んだ時から『1+1が3にも4にもなるようになりたい』と話していた。今日の勝利が、まさにそれだった」と声を詰まらせた。「私の『4年後(のロンドン五輪)を目指すため、新しい別の選手と組みたい』という気持ちをわかってくれた玲ちゃん(潮田)に感謝したい。本当に、いいペアでした」と小椋。 今後、チームでの団体戦でペアを組む可能性はあるというが、個人戦での「オグシオ」は、この日が最後。試合後の会見でも涙を見せた2人だが、ペア解消に「後悔はない」ときっぱり言い切った。【熊田明裕】 |
「一生忘れられない試合」=強いオグシオ、節目の日−全日本バドミントン 11月16日21時35分配信 時事通信 オグシオ、有終の美−。16日に東京・代々木第2体育館で行われたバドミントンの全日本総合選手権女子ダブルス決勝で、小椋久美子、潮田玲子(三洋電機)組が5連覇を達成した。この大会限りでペアを解消すると表明して臨んだ2人が、抜群のコンビネーションで戦い抜いた。 一緒に北京五輪に出場した末綱聡子、前田美順(NEC・SKY)組との対戦。「最後の最後の最後まであきらめず戦おうと思ってコートに入った」と潮田は言う。競り合いの末に第1ゲームを取り、2ゲーム目は終盤に4点差を逆転。潮田が最後の一打を相手コートに落とすと、2人とも涙をこらえきれなかった。 高校1年の時、ジュニアの日本代表合宿で初めて組んだ。アテネ五輪の代表争いから脱落した苦い思いや、昨年の世界選手権3位入賞など、さまざまな経験を重ねてきた。その中でも一番の思い出を問われると「きょうの試合は一生、忘れられない」と声をそろえた。 写真集が発売されるなど、人気でもバドミントン界をリード。3200人収容の会場は、立ち見客が出るほどの観衆で埋まった。敗れた前田は「自分たちがここまでこられたのは彼女たちのおかげ。バドミントンをメジャーにしてくれたのも彼女たち」とライバルの存在に感謝する。 4年後のロンドン五輪への考え方に違いが生まれたが、「ここまで頑張ってこられたのは(相棒が)レイちゃんだったから」(小椋)、「強いわたしたちで終わりたかった。今は悔いがない」(潮田)。互いへの感謝を胸に、次の目標に向かう。 |
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