<高校サッカー>ベスト4出そろう 1月5日18時21分配信 毎日新聞 【藤枝東・三鷹】後半12分、ドリブルでゴール前に迫る三鷹・吉野(左)=市原臨海競技場で2008年1月5日、佐々木順一撮影 サッカーの第86回全国高校選手権大会第5日は5日、千葉・市原臨海競技場など2会場で準々決勝4試合を行い、ベスト4が出そろった。優勝候補の流通経大柏(千葉)は東福岡(福岡)をPK戦で降し、津工(三重)は広島皆実(広島)に快勝。ともに初の準決勝進出を決めた。 過去4度優勝の藤枝東(静岡)は都立校として初の同一大会3勝と快進撃を続けていた三鷹(東京B)に快勝し、10大会ぶりの4強。高川学園(山口)は第1シードの遠野(岩手)を破り、校名変更前の多々良学園時代以来、2大会ぶりの4強入りを果たした。 準決勝は6日、東京・国立競技場で行われる。 |
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高校サッカー:藤枝東が三鷹に完勝「全国制覇したい」 【藤枝東・三鷹】前半23分、先制ゴールを決める藤枝東・河井=市原臨海競技場で2008年1月5日、佐々木順一撮影 ◇第86回全国高校選手権大会第5日(5日) ▽準々決勝 ○藤枝東2−0三鷹● ○…藤枝東は前半23分、河井が技ありのシュートで先制ゴールを奪った。MF石神から浮き球パスをもらうと、地面に落とさずにトラップしながら態勢を整え、反転気味に右足を振り抜いた。「シュートで終わりたかったので、思い切り振り抜いた。あと2つ勝って、全国制覇したい」と意欲を見せた。 毎日新聞 2008年1月5日 20時59分 (最終更新時間 1月5日 21時46分) |
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王国復権へ!藤枝東・河井4戦連発 1月7日7時1分配信 スポーツニッポン 【藤枝東1―0高川学園】ふじ色イレブンの歓喜の歌声が雲ひとつない冬空を押し上げた。藤枝東は3度目の国立で初勝利。決勝切符を引き寄せたのは、FW中山、MF成岡(ともに磐田)と受け継がれてきた伝統の10番を背負う河井だった。 前半11分、1メートル60の小さな大黒柱が豪快にゴールネットを揺らした。藤枝東らしい速く細かいパスがつながり、最後はFW松田からヒールパスを受けた河井が右足でゴール左隅に蹴り込んだ。「純也(松田)からいいパスが来たので、思い切り振り抜いたら絶対入ると思った」。自身初の4試合連続ゴールを松田と抱き合って喜んだ。 1年時から名門の司令塔を任されてきたテクニシャン。その唯一の弱点が得点力だった。進学校の藤枝東で文武両道を実践する秀才は、服部監督から「勉強の点だけじゃなくて、サッカーの点も取れ!」と口酸っぱく言われてきた。意識改革のきっかけは、06年11月の選手権県大会決勝での敗戦。「もっと自分がやらないと」。決勝トーナメント3試合で無得点に終わった河井にゴールへの高い意識が芽生えた。 昨年はU―18日本代表に選ばれ、国際舞台の経験も積んで成長した。雪辱を期して臨んだ最後の選手権県大会はMVP、アシスト王、ベストイレブンの“3冠”を獲得。「県大会からシュートを打つことを考えてきた」。県で得た自信を全国の舞台で爆発させた。 34年ぶりの決勝では、昨夏の全国総体3回戦で0―1と惜敗した宿敵・流通経大柏と戦う。静岡のMVP男が誓うのは、千葉からの王座奪還。「総体、全日本ユースと千葉に獲られている。サッカー王国と呼ばれた静岡の代表として、選手権は静岡に持ち帰る」。95年度の静岡学園以来、県勢12年ぶりの優勝で“王国復権”を宣言する。 最終更新:1月7日7時1分 |
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河井4戦連弾!藤枝東34大会ぶり決勝 1月7日10時31分配信 デイリースポーツ 前半、藤枝東・河井が先制のゴールを決める=国立競技場 全国高校サッカー第6日(6日、東京・国立競技場)は準決勝を行い、古豪・藤枝東(静岡)が背番号10を背負うU-18日本代表候補MF河井陽介(3年)の活躍で、高川学園(山口)を1-0で破り、34大会ぶり7度目の決勝進出を決めた。4試合連続ゴールの河井は、得点王争いでも2位タイにつけ、決勝では流通経大柏(千葉)の10番を背負うFW大前元紀(3年)との、エース対決に挑む。 またも河井の右足が火を噴いた。前半11分、ゴール前で細かいパスを回し、FW松田から河井の足元に絶妙なラストパスが転がってきた。迷いなく右足を振り抜いた河井のシュートは、強烈な弾道でゴール左隅に突き刺さった。 値千金の決勝弾。だが背番号10は「時間も早かったし、シュートで終わろうと思った。みんながパスを集めてくれるし、いいボールがくる。感謝してます」と、開口一番チームメートへの感謝の言葉を口にした。 これで4試合連続の4得点目。得点ランキングも大前に次ぐ2位タイに浮上した。大前の得点王3冠達成を防げるのは事実上、河井しかいない。「(3冠を)止められればうれしいけど、チームが勝つことが一番。優勝だけは渡せない」。ゴールを決め10番対決を制することが、チームを頂点に導くことは自覚している。 「リベンジを果たしたい」。流通経大柏には大きな借りもある。夏の高校総体3回戦で対戦し、0-1で敗戦。さらに夏の遠征で2度対戦し、いずれも大敗している因縁の相手だ。 組み合わせが決まってからも、宿敵だけを見ていた。反対のブロックのため当たるのは決勝しかなかった。「意識はしてました。絵に描いたようなストーリー。こんなにうまくいくことはない」と、千載一遇のチャンスに燃えている。 さらにサッカー王国復活もかける。静岡代表の決勝進出は95年度の74回大会の静岡学園以来、12大会ぶり。「総体も全日本ユースも千葉に持って行かれている。選手権だけは静岡に持って帰りたい」。伝統のふじ色を身にまとい、なんとしても日本一の座を手中に収める。 最終更新:1月7日10時31分 |
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<高校サッカー>流通経大柏が初V 大前2得点、藤枝東に4−0 1月14日14時9分配信 毎日新聞 拡大写真 【藤枝東・流通経大柏】前半6分、流通経大柏・村瀬(中央下)が先制のシュートを決めて仲間と喜び合う=国立競技場で2008年1月14日、山本晋撮影 第86回全国高校サッカー選手権は14日、東京・国立競技場で決勝を行い、流通経大柏(千葉)が4−0で藤枝東(静岡)を降し初優勝を果たした。流通経大柏は昨年10月の全日本ユース選手権に続く2冠。FW大前は2得点を挙げ、大会通算7得点で得点王に輝いた。 【写真特集】 大前が2得点!決勝戦を振り返る 両チームとも高い守備ラインを敷く中、序盤から選手が密集する中盤で激しい攻防が続いた。流通経大柏は連動性のあるパスまわしで相手の厳しい守備網を突破し、前半6分にはFW大前の突破からこぼれたボールをMF村瀬がゴール左隅へ決めて先制。以降もシュートに結びつける攻撃を続け、試合を優位に進めた。 藤枝東は立ち上がりこそ左サイドから相手陣内に攻め込んだものの、その後は劣勢が続いて攻めに人数が割けず、相手の堅い守備を崩すことができなかった。 後半に入ると、流通経大柏の個人技とパスまわしが相手を圧倒した。後半3分、ペナルティーエリア右からの折り返しのボールを大前が角度のないところからボレーで決めると、17分にも大前が追加点。26分には大前の左CKからつないだボールをファーサイドの田口が右足で決めた。 流通経大柏はその後も巧みなパスまわしから人数をかけずにゴールを狙い、守備陣も集中力を切らすことなく相手の攻撃に対応。4点のリードを守り、見事な試合内容で初優勝を飾った。 【関連記事】 高校サッカー:藤枝東が三鷹に完勝「全国制覇したい」 【関連記事】 全国高校サッカー:流経柏、ゴールラッシュ 津工を終始圧倒 /千葉 【関連記事】 高校サッカー:流通経大柏の大前が4得点…津工に大勝 【関連記事】 全国高校サッカー:大前VS河井、得点王争いも注目−−藤枝東VS流経柏、きょう決勝 最終更新:1月14日16時4分 |
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寒風吹くピッチで、赤のユニホームがゴールラッシュに躍動−。4万8000人を超える観衆を集めて東京・国立競技場で14日に行われた第86回全国高校サッカー選手権決勝で、流通経大柏(千葉)が藤枝東(静岡)を4−0で破り、2度目の出場で初優勝を遂げた。 千葉県勢の優勝は5年ぶり7度目で習志野、市船橋に次いで3校目。藤枝東は37年ぶり5度目の優勝を逃した。 全日本ユース選手権覇者の流通経大柏は、前半6分に村瀬のゴールで先制し、後半は3点を加えて圧勝。大前は同3分と17分に絶妙の足技で2点を奪い、今大会通算7点で得点王となった。藤枝東は相手に先手を取られて無得点に終わり、静岡県勢12年ぶりの優勝はならなかった。 |
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こちらから引用させていただいています |