おバカが紅白制圧!羞恥心47.8%で1位
1月6日8時1分配信 サンケイスポーツ



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視聴者を一番引きつけた羞恥心 with Pabo。ジブリコーナーでも大活躍だった=昨年12月31日、東京・渋谷のNHKホール(写真:サンケイスポーツ)

 昨年大みそかの「第59回NHK紅白歌合戦」の歌手別視聴率が5日、明らかになり、フジテレビのクイズ番組から飛び出した混成ユニット「羞恥心 with Pabo」が47.8%で1位に輝いた。07年まで3年連続、計5度の首位を獲得したSMAP(42.8%)を抑える快挙。不景気で“巣ごもり”した視聴者は、にぎにぎしい“おバカタレント”でウサを晴らす、08年の世相を反映する結果となった。

 2日で活動を休止した「羞恥心」が有終の美を飾った。

 ビデオリサーチ(関東地区調べ)が集計した紅白の毎分視聴率から、サンケイスポーツの独自調査で割り出した出場歌手別の視聴率が昨年のおバカブームを証明した。

 フジ系「クイズ!ヘキサゴンII」から生まれた羞恥心−は、同番組司会のフジの中村仁美アナウンサー(29)らと登場。中村アナがフジの目玉マークをプリントしたTシャツをアピールし、お笑いタレントら総勢20人が歌い踊り、紅白のステージを席巻した。

 羞恥心−の47.8%は、ここ数年“王者”に君臨したSMAPの42.8%を5ポイントも離し、3年ぶりに40%を超えた番組平均視聴率(第2部=42.1%)の立役者となった。

 また、第1部(午後7時20分〜9時25分)の歌手別1位は、ユニット「藤岡藤巻と大橋のぞみ」で、こちらも、日本テレビ製作のアニメ映画「崖の上のポニョ」の同名主題歌という“民放キャラ”。午後7時56分に40.5%を記録。同ユニットは12月29日のリハーサルで昨年内での解散を発表、ラストステージで堂々の数字を獲得した。

 一方、初の大トリを飾った氷川きよし(31)は午後11時36分に46.5%、初出場のジェロ(27)が同9時37分に45.0%と高数字をたたき出し、演歌勢を牽引した。

 “民放キャラ”の大健闘について、NHK紅白の石原真チーフプロデューサー(51)は、「幅広い年代が楽しめた楽曲が、ポニョと羞恥心だったのでは。CDセールスとは別に、多くの人が口ずさめる昨年の国民的な曲。不景気の時代に、深層心理で明るい曲を求めていたのかも」と分析。さらに、「民放の宣伝効果もあり、とくにテリーさんの『スッキリ!!』(日テレ)で取り上げてもらったことは大きかった」と紅白応援隊の隊員を務めたテリー伊藤(59)に感謝した。

 今年、60回の節目を迎える紅白も、“おバカ”と“ポニョ”を超える人気キャラにかかっている、といえそうだ。
紅白視聴率最高はフジの目玉マーク登場時
1月6日9時54分配信 日刊スポーツ


 昨年大みそか放送の「第59回NHK紅白歌合戦」の歌手別視聴率が5日、明らかになり羞恥心 with Paboが関東地区47・8%、関西地区47・0%とトップを獲得した。フジテレビの人気バラエティー番組で結成されたグループで、同局の中村仁美アナウンサー(29)が登場する演出が話題になった。関東地区の番組瞬間最高視聴率はエンディング部分で出場全歌手を振り返るVTRで50・0%だった。(視聴率はビデオリサーチ調べ)
 紅白の目玉は目玉マークだった。フジテレビ系の人気バラエティー番組「クイズ!ヘキサゴン2」から誕生したユニット羞恥心 with Paboが歌手別トップの視聴率をたたき出した。
 47・8%を記録したのは午後10時29分。「羞恥心〜陽は、また昇る」のリズムに合わせ、民放のアナウンサーとして紅白初出演した中村アナが同局の通称・目玉マークの下に「代表者」と書いた白いTシャツで登場していた。ほかにも同番組出演の小島よしお、波田陽区、アンガールズらが「ヘキサゴンオールスターズ」として飛び回っていた。シャツだけでなく、目玉マーク入りの旗まで振られるボーダレスぶりだった。
 1部トップで関東地区40・5%(関西地区39・4%)を記録した大橋のぞみと藤岡藤巻は日本テレビが出資した映画「崖の上のポニョ」の主題歌を歌った。NHKとしては昨年のキャッチコピー「いっしょに。紅白」を民放の手を借りて実現させた形だ。紅白の石原真チーフプロデューサー(51)は「現在のヒット曲の構造はCM、テレビ、映画のタイアップからきている。今回の国民的に口ずさめる楽曲は『崖の上のポニョ』と『羞恥心』だった」と説明。「目玉マーク」のトップも当然のように受け止めている。
 石原氏も他局のバラエティー番組に出演して紅白をPRするなど、自ら局の垣根を飛び越えてきた。「箱根駅伝が読売新聞主催、夏の高校野球が朝日新聞主催でも各メディアが大きく報じるのと同じで、紅白が局を越えて注目されている番組」と自身の見解を示した。
 一方のフジテレビは紅白の裏番組で放送したクイズ特番が平均4・4%と低迷。午後10時29分は2・5%とあって同局広報はコメントを避けた。ある関係者は「結果的に視聴率を食われたわけですから」と残念そうだった。

最終更新:1月6日11時45分
羞恥心 もうバカにできない!?…紅白歌手別トップ 47・8%
1月6日8時0分配信 スポーツ報知


 昨年、大みそかに放送された「第59回NHK紅白歌合戦」の分刻み視聴率が5日、ビデオリサーチから発表された。歌手別ではフジテレビから生まれたユニット「羞恥心 with Pabo」が47・8%でトップに輝き、「民放紅白」と言われた今回を象徴する結果となった。また瞬間最高はエンディングに突入した午後11時40分に記録した50・0%。5年ぶりに“大台”達成で健闘ぶりも見せた。(関東地区)

 民放から誕生した企画ユニットが、NHK紅白を乗っ取った。平均視聴率42・1%という、3年ぶりの40%超えに一番貢献した立役者は、やはり「羞恥心−」だった。

 上地雄輔(29)ら「羞恥心」が登場した午後10時25分に41・6%だった視聴率は、時間を刻むごとに急上昇。スザンヌ(22)ら「Pabo」、そしてアンガールズらが加わり、「ヘキサゴン・ファミリー」が勢ぞろいした同29分、瞬間視聴率は47・8%にまで上昇。期待にたがわぬ注目を一身に浴び、出場53組の頂点に。

 歌手別視聴率で3連覇していたSMAPを抑えての王者君臨。SMAPは、今回も中居正広(36)の司会や木村拓哉(36)がナレーションで登場するなどメンバー全員がフル稼働したが、歌唱時は42・8%と振るわなかった。

 また、紅白が最後のステージとなった大ヒット映画「崖の上のポニョ」(宮崎駿監督)の主題歌ユニット「藤岡藤巻と大橋のぞみ」が、午後7時台の登場ながら40・5%を記録。前半最高となる唯一の40%超えを果たし、こちらも映画から飛び出した人気者がNHKを助ける形となった。

 全体の瞬間最高視聴率は、紅組のトリ・和田アキ子(58)が45・2%、大トリ・氷川きよし(31)が46・5%と数字を引き上げて迎えたエンディングの50・0%。今年初の試みとして行われた53組のダイジェスト映像が流された午後11時40分に記録。瞬間最高が50%を超えたのは03年以来、5年ぶり。NHKとしては何とか面目を保った形だ。

 一方、同時刻に「羞恥心−」の紅白のステージを“生中継”したフジテレビ系「FNSクイズ!2008」は、同時刻の視聴率が2・5%。直前には1・5%にまで落ち込む時間も。番組エンディングでは、紅白のステージを終えた「羞恥心−」が同局内のスタジオに駆け込み、紅白のトリの2人と同時刻に、紅白と同じパフォーマンスを披露。このとき視聴率は5・9%まで盛り返し、「羞恥心−」にとっては合計“50%超えパフォーマンス”となったが、後の祭りだった。

 ◆あゆ1番手で31.8% 
○…右手に負傷を抱えながらトップバッターを務めた浜崎あゆみ(30)は、31.8%の高視聴率を記録。昨年のハロー!プロジェクト(26.2%)など例年の一番手と比べても異例の30%超と、切り込み隊長としてパンチ力を発揮した。また、浜崎は4日に米ハワイ入り。右手首には包帯を巻きながらも、待ち受けた報道陣に「大丈夫です」と答えていたという。

 ◆初出場ジェロは45% 
○…後半白組の一番手を務めた黒人歌手のジェロ(27)は、視聴率45.0%と大きく数字を引き上げた。45%以上は「羞恥心−」、コブクロ、氷川、和田と合わせて5組だけ。初出場の新人ながら堂々の“あげちん”ぶりで、存在感を示した。

 ◆61歳7か月・秋元順子 最年長オリコン3位 
○…紅組最年長初出場の秋元順子(61)は、37.5%と高視聴率を記録した。紅白で歌唱した「愛のままで…」が、12日付のオリコンチャート3位を獲得し、60代初のシングルトップ3入りを果たした。07年の「千の風になって」(秋川雅史)、08年の「吾亦紅」(すぎもとまさと)に続く“紅白効果”で、前週4位から上昇。61歳7か月でのトップ3入りは、小田和正の59歳11か月(07年8月「こころ」)を抜き史上最年長となった。
おバカ最高!羞恥心で瞬間最高47・8%
1月6日9時29分配信 デイリースポーツ



 瞬間最高視聴率47・8%を記録した羞恥心 with Paboのステージ

 昨年の大みそかに行われたNHK「第59回紅白歌合戦」の歌手別視聴率が5日、明らかになり、「羞恥心 with Pabo」が出場した52組中最高の瞬間最高視聴率47・8%を記録した。全体ではダイジェストで振り返る場面が流れた午後11時40分の50・0%が最高となった。民放ではテレビ東京・大阪系の「大晦日ハッスルマニア2008」で、お騒がせ歌手の泰葉が、勝利する直前の午後11時17分に10・2%となる大健闘ぶりを見せた。(数字はビデオリサーチ調べ、関東地区)
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 昨年、社会現象を巻き起こした勢いをそのままに、おバカ6人組が初紅白で披露したハチャメチャ舞台が、大御所たちを差し置き頂点に立った。
 「羞恥心」は、紅白が活動休止前最後の生放送出演だった。午後10時26分、フジテレビ系「クイズ!ヘキサゴン2」の出演者をバックダンサーに引き連れて登場。その瞬間、視聴率は43・1%からグングン上昇した。
 そしてフジテレビ・中村仁美アナが、同局の目玉マークのTシャツを着ながらダンス。その前で熱唱していた同29分、47・8%に到達。これが紅白の最高に。前後の歌手を3%以上引き離す“圧勝”だった。
 6人にはフジのカメラクルーが密着。紅白の合間に同局の生番組「FNS2008年クイズ!」にも出演。紅白での歌唱が始まると、クイズを中断して出演者がテレビでNHKを見る様子を流す前代未聞の展開。フジの応援効果もあり、視聴率を伸ばしたようだ。
 ヘキサゴン以外にもテレビ朝日系「相棒」で人気が再燃した水谷豊(56)も43・8%とアップに貢献。今回、話題となった民放とのコラボレーションは、視聴率面では“あたり”だったといえる。
 番組全体での瞬間最高は午後11時40分の50・0%。番組のダイジェストを放送している最中。瞬間最高が50%を超えたのは05年以来3年ぶり。平均視聴率でも3年ぶりに40%を突破した。
 関西地区では、歌手別最高、瞬間最高とも「羞恥心」が熱演を繰り広げた場面の47・0%だった。

Yahoo!ニュース

こちらから引用させていただいています