新型インフル警戒体制、いつまで?=「能力超えている」-自治体から悲鳴も
5月18日6時12分配信 時事通信

 新型インフルエンザの国内感染が拡大する中、いつまで現在の警戒体制を維持する必要があるのか-
。舛添要一厚生労働相は「政府の行動計画は毒性の高いインフルエンザを想定しており、弾力的に対応
する」としてきたが、多くの高校生が感染した神戸市からは早くも「能力を超えている」との声も上が
っている。
 政府は16日、行動計画の段階を水際対策を中心とする第1段階「海外発生期」から、第2段階の「国内
発生早期」に引き上げた。感染拡大を可能な限り抑えることを目的とし、発熱外来については、感染者
とそれ以外の患者を振り分けるよう各自治体に要請することなどを規定している。
 これまで国は、感染の恐れがある人を施設に留め置く「停留」期間を短縮するなど、運用面では柔軟
な対応も取ってきた。しかし、今回は17日現在、方針変更はしておらず、神戸市の桜井誠一保健福祉局
長は「発熱相談センター」への電話が急増したことなどで「態勢上、問題が生じている」と早くも困惑
した様子。発熱外来を直接訪れる患者も相次ぎ、現場も混乱しているという。
 ほかの自治体からは「今後、新型インフル以外の患者が出ることが予想され、対応できるか不安」(
愛知県)、「指定外来を増やしたいが、院内感染を心配する声も根強い」(福島県)などという声も上
がっている。病院側の受け入れ体制の問題もある。大阪府でさえ、指定医療機関の感染症病棟の病床数
は78床しかなく、感染者が増え続ければ対応できなくなるのは明らかだ。橋下徹知事は「このままの状
態が続くと、大阪の都市機能が停止してしまう。どこかで通常のインフルエンザ対策に切り替える必要
がある」と指摘。東京都も「患者数がある程度に達したら、普通の病院でも診療を受けられるようにし
てほしい」と訴えている。 
大阪府、3市で休校・休園・休業要請へ…民間集客施設にも
5月17日13時16分配信 読売新聞

 大阪府の橋下徹知事は17日、新型インフルエンザの感染患者が確認された同府茨木、豊中、吹田3
市に対し、公立、私立の小中高・幼稚園、保育所、高齢者通所施設などの休業を要請すると発表した。

 府立の屋内施設も休業し、映画館やスポーツ施設など民間集客施設にも休業を求める。また、府主催
のイベント、行事などは中止する。

 さらに、全府域を対象に、公立、私立の小中高・幼稚園で児童・生徒の健康状態を把握するよう関係
部署、機関などに求める。

 いずれも感染拡大を抑えるための措置で、原則として17日から23日まで実施する。 最終更新:5
月17日13時16分

大阪・兵庫で次々と…国内感染者96人に
5月18日0時31分配信 産経新聞



 感染拡大する新型インフルエンザ問題で、新たに大阪府で28人、兵庫県で22人の感染が確定した
。高校生らが中心とみられるが、大阪府では小6女児(11)の感染も確認された。成田空港での水際
の検疫で見つかった4人を含め、国内で確認された感染者は96人になった。

 兵庫県によると、新たに感染が確認された22人のうち、9人は神戸市灘区の私立六甲高校に通う3
年生。

 また、大阪府などによると、新たに感染が分かったのは28人。八尾市に住む小学6年の女児も含ま
れていたが、同府茨木市の生徒らとは無関係という。府では「重視すべきケース」としている。

警戒水準、初の「5」に…新型インフルでWHOが宣言
4月30日5時23分配信 読売新聞

 【ジュネーブ=金子亨】世界保健機関(WHO)のマーガレット・チャン事務局長は29日夜、緊急
記者会見し、新型インフルエンザの拡大を受け、警戒水準を「フェーズ4」から「5」に引き上げるこ
とを決定したと発表した。

 WHOが世界的大流行(パンデミック)の一歩手前を意味する「5」を宣言するのは初めて。日本な
ど、各国はさらなる対応策を迫られる。各国の経済や社会に大きな影響が出ることは必至だ。

 WHOは27日夜にフェーズを「3」から「4」に引き上げたばかりだが、チャン氏は「このウィル
スの活動は予測がつかない」と述べ、感染のさらなる拡大を警告した。 最終更新:4月30日6時33分

Yahoo!ニュース

こちらから引用させていただいています