梅雨明け:関東甲信地方、平年より6日早く
2009年7月14日 11時24分 更新:7月14日 12時57分


梅雨明けが発表された晴天の下を歩く買い物客ら=東京都中央区銀座で2009年7月14日午前11時49分、山本晋撮影

衛星から見た雲の画像。雲が少なく関東以南はすっきり=14日10時 気象庁は14日、関東甲信地方で梅雨明けしたとみられると発表した。沖縄・奄美、九州南部に続く梅雨明けで、平年より6日、昨年より5日早い。朝鮮半島付近にある梅雨前線が16〜17日に南下するものの、関東付近では前線の活動が弱まると予想されるため。関東甲信は今後1週間、晴れ間が広がり暑くなる日が多い見込み。関東甲信の梅雨入りは、平年より2日遅い6月10日ごろだった。




近畿、東海、中四国の梅雨明けはいつに?
7月22日20時39分配信 産経新聞

 沖縄や九州南部、関東甲信は7月中旬までに早々と梅雨明けした一方、近畿や東海、中四国地方などは梅雨前線が横たわったままで、山口県では集中豪雨で多数の犠牲者が出た。気象庁によると、西日本はいったん晴れ間が戻るものの、週末に前線が活発化する見込みで、梅雨明けはしばらく“お預け”に。大阪管区気象台には市民らから「梅雨が明けないと旅行日程もたてられない」などの電話も相次ぎ、担当者らは「いつになるか見通しが立たない」と困惑気味だ。

 近畿や中四国地方の今年の梅雨入りは、平年より3〜5日遅い「6月9日ごろ」。当初は空梅雨が続いたが、7月下旬に前線が活発化し、21日には山口など中国地方を中心に大雨となった。大雨の原因について気象庁は、暖かく湿った空気が狭い範囲に流れ込んで積乱雲が急速に発達する「湿舌(しつぜつ)」と呼ばれる梅雨末期特有の現象の可能性が高いとしている。

 今回、西日本などで梅雨が長引く要因については、太平洋高気圧の勢力が弱いため日本列島への張り出しがみられず、梅雨前線が停滞しているという。

 気になる近畿地方の梅雨明けについて大阪管区気象台は「現状では明確な兆候がみられない」との見解。気象台には今週に入って、「梅雨明けはまだですか」「洗濯物がたまって仕方がない」という問い合わせも増えているという。

 近畿の梅雨明けの平年は「7月19日ごろ」。大阪管区気象台によると、統計をまとめ始めた昭和26年以降、最も遅かったのは平成15年の「8月1日ごろ」で、早かったのは昭和53年の「7月3日ごろ」と、1カ月近い開きがある。平成5年は、梅雨前線が停滞したまま8月になっても雨が降り、「梅雨明けは特定できず」というケースもあった。

 一方、7月14日に梅雨明けが発表された関東甲信では、それ以降も雨が続き、気象庁には「梅雨明け発表が早すぎたのでは」という市民らからの電話も相次いでいる。担当者は「梅雨明け以降は真夏の青空が続くともかぎらない。『戻り梅雨』と説明して理解してもらっている」と話している。




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