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東・北日本で大荒れに=低気圧発達、暴風に注意−気象庁 |
発達中の低気圧の影響で、東日本の太平洋側や北日本で27日にかけて荒れた天気になるとして、気象庁は26日、暴風や高波、土砂災害への厳重な警戒を呼び掛けた。 同庁によると、四国の南海上に前線を伴った低気圧があり、26日夜から27日にかけて急速に発達しながら関東地方の沿岸を通って東北地方の太平洋沿岸に進む。その後も発達しながら北上し、冬型の気圧配置が強まる見込み。 最終更新:12月26日20時1分 |
発達した低気圧が日本列島の太平洋岸を北上し、26日夜から27日にかけ東日本の太平洋側や北日本で大荒れとなった。千葉、山形の両県で川に転落するなどして2人が死亡したほか、各地で落雷や土砂崩れがあり交通網が乱れた。気象庁は、東北地方や北海道で風雨が強まる恐れがあるとして警戒を呼び掛けている。 ■増水や落雷 26日午後9時ごろ、千葉県鴨川市成川、農業、川名伝一さん(75)が外出したまま行方不明になり、27日午前10時20分ごろ遺体で発見された。川名さんのトラクターが見つかっていないことなどから、県警鴨川署はトラクターで移動中に、誤って増水した川に落ちたとみている。 27日午前9時50分ごろには、山形市山寺、農業、加藤幸雄さん(66)が自宅近くの水路で流されているのが見つかり、救出されたが間もなく死亡した。県警山形署は、増水した水路(幅約2メートル、深さ約1.3メートル)に転落したとみている。また同日午前0時半過ぎ、東京都多摩市中沢1の宅地造成中の工事現場で、がけが縦約1.3メートル、幅約8メートルにわたって崩れ、鉄骨製の足場(高さ約5メートル、幅約20メートル)を押し流した。けが人はなかった。 埼玉県では27日午前1時50分ごろ、草加市中根1、会社員、榎本武彦さん(59)方の物置から出火、木造2階建ての同物置約60平方メートルを全焼した。直前の落雷が原因とみられる。同日午前1時10分ごろにも東松山市の民家のテレビアンテナに落雷、屋根裏約1平方メートルが焦げた。茨城県大洗町でも同日午前0時53分に落雷があり、高速実験炉「常陽」が自動停止した。原子炉に異常はなく同日夜、運転を再開する。 群馬県吉井町岩崎では27日午前1時35分ごろ、強風のため倒れた竹が電線に引っかかり、付近の約1550世帯が最大で2時間11分停電した。 ■乱れる交通網 交通網も乱れた。JR東日本によると、東北新幹線の郡山―福島駅、那須塩原―新白河駅間で強風のため、同日正午ごろから運転を見合わせた。千葉県富津市でも、内房線の上総湊―佐貫町駅間が土砂流出のため不通となった。 高速道路は、千葉県の館山自動車道木更津JCT付近で土砂が崩落するなどし、26日夜〜27日朝、上下線が通行止めに。空の便も、日本航空の羽田発青森行き、女満別行きの各1本が欠航した。 ■観測史上最多 気象庁によると、27日正午までの24時間降水量が千葉県鋸南町で243ミリ、宮城県石巻市で211ミリ、岩手県宮古市で173ミリなど、12月としては観測史上最多を観測。都内でも降り始めから27日未明の雨量が各地で150ミリを超えた。27日夜から28日朝が低気圧の勢力のピークとみられる。 最終更新:12月27日13時21分 |
関東は大雨から一転青空 都心は10月下旬並み陽気 12月27日17時10分配信 毎日新聞 上空に暖かい空気が入り込んだ27日、関東地方は前夜の大雨から一転して朝から青空が広がった。各地で気温が上昇し、東京・大手町では正午ごろに20.2度を観測、10月下旬並みの陽気となった。 一方、日本列島の太平洋沿岸を北上している低気圧の影響で、北日本では海上を中心に暴風や高波、大雨が続いている。 気象庁によると、低気圧は28日朝にかけて発達を続け、北海道の東海上に向かう見込み。その後は冬型の気圧配置が強まり、29日からは再び冷え込みが戻りそう。日本海側では大雪も予想される。【五味香織】 最終更新:12月27日17時10分 |
こちらから引用させていただいています |